モンゴル支援 ボランティア団体 ハミングバーズ

モンゴルについて
 

モンゴル支援ボランティア団体 ハミングバーズの活動報告

ロシアの経済が崩壊し、そのあおりを受けて兄弟国としてロシアの支援を請けてきたモンゴルも起業の倒産などで、失業者が増えました。

そのようなときにさらに厳しい寒波が訪れ、町の住人たちも遊牧民たちも生活に困り、せめて子どもたちだけでも生き延びて欲しいと、子どもを都会に捨てる親が増えました。

田舎にいたり、親と同居したりしていると食物がないのですが、都会だと残飯をあさって
生き延びていける可能性があります。捨てられた子どもたちは、もちろん家がありません。
冬の寒さはマイナス30℃~マイナス50℃。外で生き延びられるはずがありません。

そんな時、子どもたちはねぐらを見い出しました。それがマンホールです。

マンホールの中には、各家庭の暖房設備に温水を送るための送水管が通っています。
そこはとても暖かく、凍える心配がありません。しかし、いかんせんマンホールの穴は小さく、暗く、衛生状態も良くなく、子どもたちにとっては最悪の環境でしかありませんでした。
世界にその映像が発信されるやいなや、衝撃が走り、世界中から援助の手が差し伸べられました。
たくさんの子どもたちを収容する施設ができました。

しかし、施設の運営を存続することは困難で、財政的なことや人材的なことが原因で閉鎖される施設が多いと聞いています。

1日も早く全ての路上に暮らす子どもたちが安全で食事と教育が与えられることを願っています。